介護・福祉業界の転職ガイド【2026年版】無資格・未経験から始める方法と年収・将来性を徹底解説

「介護の仕事に興味はあるけれど、資格がなくても働ける?」「年収は低いって聞くけど本当?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、介護・福祉業界は無資格・未経験から正社員として働ける数少ない業界です。さらに2026年度からは処遇改善により最大月額19,000円の賃上げが実施され、待遇面も大きく改善されています。

本記事では、介護・福祉業界への転職を検討している方に向けて、2026年最新の採用動向から資格取得ルート、年収相場、志望動機の書き方まで徹底的に解説します。

介護・福祉業界の採用動向【2026年最新】

介護・福祉業界は、日本で最も人手不足が深刻な業界の一つです。2026年現在も求人は非常に多く、転職市場は求職者にとって有利な「売り手市場」が続いています。

有効求人倍率は全職種平均の約3倍

厚生労働省の最新データによると、介護関連職種の有効求人倍率は3.97倍と、全職業平均の1.20倍を大きく上回っています。これは「求職者1人に対して約4件の求人がある」状態を意味し、転職しやすい環境が整っています。

指標 介護職 全職業平均
有効求人倍率 3.97倍 1.20倍
採用困難を感じる事業所 86.6% 51.6%
未経験歓迎求人の割合 約70%以上 約50%
有効求人倍率
介護職 3.97倍
全職業平均 1.20倍
採用困難を感じる事業所
介護職 86.6%
全職業平均 51.6%
未経験歓迎求人の割合
介護職 約70%以上
全職業平均 約50%

人材不足の深刻化と将来予測

介護業界の人材不足は今後さらに深刻化すると予測されています。厚生労働省の推計によると、2026年には約25万人の介護人材が不足し、2040年には約57万人の不足に達する見込みです。

この深刻な人材不足を背景に、多くの介護施設・事業所では無資格・未経験者の採用を積極的に行っており、入社後の資格取得支援制度を設ける施設も増えています。

ポイント

介護業界は人手不足が深刻なため、未経験者にとっては非常に転職しやすい業界です。「採用されやすい」だけでなく、入社後のキャリアアップや待遇改善の機会も豊富にあります。

未経験でも介護業界をおすすめする5つの理由

「介護の仕事は大変そう」「給料が安い」といったイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、2026年現在の介護業界は大きく変化しています。未経験者に介護業界をおすすめする5つの理由を解説します。

理由1: 無資格・未経験から正社員になれる

介護業界は、学歴や職歴に関係なく正社員として採用される数少ない業界です。求人の約70%以上が「未経験歓迎」と明記しており、入社時点で資格がなくても働き始めることができます。多くの施設では、働きながら資格を取得できる支援制度も整っています。

理由2: 2026年度から最大月19,000円の賃上げ

2026年度の介護報酬臨時改定により、介護職員の処遇改善が実施されます。介護職員は最大月額19,000円、訪問看護師やケアマネジャーも最大月額10,000円程度の賃上げが見込まれています。国は介護人材確保のため、継続的な処遇改善を進めており、今後もさらなる待遇向上が期待されます。

理由3: 景気に左右されにくい安定した需要

高齢化が進む日本において、介護サービスへの需要は今後も増加し続けます。65歳以上の高齢者人口は2040年まで増加を続け、介護市場は拡大傾向にあります。景気変動に左右されにくく、長期的に安定した雇用が期待できる業界です。

理由4: 年齢を問わず活躍できる

介護業界では、20代から60代まで幅広い年齢層が活躍しています。人生経験やコミュニケーション能力が活かせる仕事のため、40代・50代からの転職でも採用されやすいのが特徴です。「若くないと転職できない」という心配は不要です。

理由5: キャリアアップのルートが明確

介護業界はキャリアパスが明確に示されている業界です。「介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士→ケアマネジャー」と段階的にキャリアアップでき、資格取得に応じて年収もアップします。将来の目標を立てやすく、計画的なキャリア形成が可能です。

ポイント

介護業界は「大変で給料が安い」というイメージから、「処遇改善が進み、長期的に安定したキャリアを築ける業界」へと変化しています。未経験から始めても、努力次第で年収400万円以上を目指すことができます。

介護職の年収・給与相場と処遇改善の最新情報

介護職の年収は「低い」というイメージがありますが、処遇改善加算の拡充や資格取得によって着実に上昇しています。2026年最新の年収データと、処遇改善の動向を詳しく解説します。

資格・経験別の年収相場

資格・経験 月収(税込) 年収目安
無資格・未経験 20〜24万円 280〜330万円
初任者研修修了 22〜26万円 300〜360万円
実務者研修修了 24〜28万円 330〜380万円
介護福祉士 26〜32万円 360〜430万円
ケアマネジャー 28〜35万円 380〜470万円
無資格・未経験
月収 20〜24万円
年収目安 280〜330万円
初任者研修修了
月収 22〜26万円
年収目安 300〜360万円
実務者研修修了
月収 24〜28万円
年収目安 330〜380万円
介護福祉士
月収 26〜32万円
年収目安 360〜430万円
ケアマネジャー
月収 28〜35万円
年収目安 380〜470万円

2026年度の処遇改善加算について

政府は介護人材の確保と定着のため、処遇改善加算の拡充を進めています。2026年度の介護報酬臨時改定では、以下の賃上げが実施されます。

介護職員は最大月額19,000円の賃上げとなります。訪問看護師・ケアマネジャーは最大月額10,000円程度の賃上げが見込まれています。対象は介護職員だけでなく、介護施設で働く幅広い職種が含まれます。国費として518億円が投じられ、恒久的な制度として定着する方針です。

この処遇改善により、無資格・未経験でスタートした場合でも、年収300万円台からのスタートが一般的となり、介護福祉士を取得すれば年収400万円以上を目指すことが十分可能になりました。

夜勤手当で収入アップ

介護施設での夜勤は、収入アップの大きなチャンスです。夜勤1回あたり5,000〜10,000円程度の手当がつくことが多く、月4〜5回の夜勤で月収に2〜5万円がプラスされます。夜勤可能な方は、より高い年収を実現できます。

ポイント

介護職の年収は処遇改善加算の拡充により着実に上昇しています。資格取得と夜勤対応を組み合わせることで、年収400〜500万円も十分に狙える業界へと変化しています。

介護の資格一覧と取得ルート・費用・期間

介護業界では、資格取得によってキャリアアップと収入アップを実現できます。主な資格の取得方法、費用、期間を詳しく解説します。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職のスタートラインとなる資格です。介護の基礎知識と技術を学び、身体介護ができるようになります。

取得期間は1〜4ヶ月(通学+通信)で、費用は5〜10万円程度です。受験資格は不要でどなたでも受講可能です。カリキュラムは座学と実習を合わせて130時間で、修了試験に合格すれば取得できます。

実務者研修

介護福祉士の受験資格を得るために必要な研修です。医療的ケア(たん吸引・経管栄養)についても学びます。

取得期間は2〜6ヶ月(保有資格により異なる)で、費用は10〜15万円程度です。無資格者は450時間のカリキュラムが必要ですが、初任者研修修了者は130時間が免除され320時間となります。

介護福祉士(国家資格)

介護職で最も重要な国家資格です。取得すると資格手当がつき、年収も大幅にアップします。

受験資格は「実務経験3年以上+実務者研修修了」が主なルートです。受験料は18,380円で、試験は毎年1月に筆記試験、3月に実技試験が実施されます。合格率は約70%前後です。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

介護サービスのプランを作成する専門職です。介護職のキャリアアップの代表的なゴールとなります。

受験資格は「介護福祉士などの国家資格保有+実務経験5年以上」です。受験料は各都道府県により異なりますが、約10,000〜15,000円程度です。合格後は実務研修(87時間)を修了する必要があります。

資格取得支援制度を活用しよう

多くの介護施設では、資格取得を支援する制度を設けています。資格取得費用の全額または一部を会社が負担する制度や、勤務しながら研修を受けられるシフト調整、資格取得後の手当支給などが一般的です。

転職活動の際は、資格取得支援制度の有無を確認することをおすすめします。

資格名 取得期間 費用目安 受験資格
初任者研修 1〜4ヶ月 5〜10万円 不要
実務者研修 2〜6ヶ月 10〜15万円 不要
介護福祉士 実務3年+研修 約2万円(受験料) 実務経験3年以上+実務者研修
ケアマネジャー 国家資格+5年 約1〜1.5万円(受験料) 国家資格保有+実務経験5年以上
初任者研修
取得期間 1〜4ヶ月
費用目安 5〜10万円
受験資格 不要
実務者研修
取得期間 2〜6ヶ月
費用目安 10〜15万円
受験資格 不要
介護福祉士
取得期間 実務3年+研修
費用目安 約2万円(受験料)
受験資格 実務経験3年以上+実務者研修
ケアマネジャー
取得期間 国家資格+5年
費用目安 約1〜1.5万円(受験料)
受験資格 国家資格保有+実務経験5年以上

ポイント

介護の資格は段階的に取得できます。まずは初任者研修からスタートし、働きながら実務者研修→介護福祉士と進むのが一般的なキャリアパスです。資格取得支援制度のある施設を選べば、費用負担を抑えながら資格を取得できます。

介護職のキャリアパスと将来性

介護業界は、キャリアアップのルートが明確に示されている業界です。未経験からスタートしても、段階的にステップアップし、管理職や専門職を目指すことができます。

介護職の代表的なキャリアパス

1

介護職員(無資格・未経験)

まずは先輩職員のサポートを受けながら、食事介助・移動介助・レクリエーションなどの基本業務を覚えます。

2

介護職員初任者研修修了

資格取得により身体介護が可能に。任せられる業務の幅が広がり、月収もアップします。

3

実務者研修修了

医療的ケアを学び、より専門的な介護ができるように。介護福祉士の受験資格を得られます。

4

介護福祉士(国家資格)

現場のリーダーとして活躍。資格手当により年収360〜430万円に。ここからさらにキャリアが分岐します。

5

ケアマネジャー・管理者・認定介護福祉士

専門職としてケアプランを作成するケアマネジャー、施設の管理者、高度な専門性を持つ認定介護福祉士など、複数のキャリアパスがあります。

介護業界の将来性

介護業界の将来性は非常に高いと言えます。日本の高齢化率は世界トップクラスで、65歳以上の人口は2040年まで増加を続けます。これに伴い、介護サービスへの需要も拡大し続けることが確実です。

厚生労働省の推計では、介護関連サービスの市場規模は2030年時点で438万人の雇用規模に達すると予測されています。また、世界の高齢者ケアサービス市場は2024年に約1.3兆米ドル規模とされ、年平均5.1%で成長を続けています。

AIやロボットの導入による業務効率化も進んでおり、身体的負担の軽減や記録業務の自動化など、働きやすい環境整備も進んでいます。

ポイント

介護業界は高齢化社会において成長が約束された業界です。景気に左右されにくく、長期的に安定したキャリアを築くことができます。資格取得によって着実にキャリアアップできる点も大きな魅力です。

介護・福祉業界の職種と仕事内容

介護・福祉業界にはさまざまな職種があります。それぞれの仕事内容と特徴を理解して、自分に合った職種を選びましょう。

職種1 介護職員(施設介護)

仕事内容:特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなどで入居者の介護を行います。食事・入浴・排泄の介助、レクリエーションの企画・実施、夜間の見守りなどが主な業務です。

特徴:24時間体制のためシフト勤務・夜勤あり。夜勤手当で収入アップが期待できます。チームで働くため、未経験者も先輩からサポートを受けやすい環境です。

年収目安:280〜430万円(資格・経験による)
職種2 訪問介護員(ホームヘルパー)

仕事内容:利用者の自宅を訪問し、介護サービスを提供します。身体介護(入浴・食事・排泄介助)と生活援助(掃除・洗濯・買い物代行・調理)が主な業務です。

特徴:日勤のみの求人が多く、家庭との両立がしやすい職種です。1対1で利用者と向き合えるため、じっくり関係を築きたい方に向いています。初任者研修以上の資格が必要です。

年収目安:280〜380万円(正社員の場合)
職種3 デイサービス職員

仕事内容:日帰りで利用者を受け入れ、食事・入浴・レクリエーション・機能訓練などを提供します。送迎業務を担当することもあります。

特徴:日勤のみで夜勤がないため、規則正しい生活を送りたい方に人気。レクリエーションの企画など、創造性を活かせる場面も多くあります。

年収目安:270〜370万円
職種4 グループホーム職員

仕事内容:認知症の高齢者が少人数(5〜9人程度)で共同生活を送る施設で介護を行います。家庭的な雰囲気の中で、食事・入浴・排泄の介助、日常生活のサポートを担当します。

特徴:少人数のため利用者一人ひとりとじっくり向き合えます。認知症ケアの専門性を身につけたい方におすすめです。

年収目安:280〜400万円
職種5 ケアマネジャー(介護支援専門員)

仕事内容:利用者のケアプラン(介護サービス計画書)を作成し、サービス事業者との調整を行います。利用者・家族からの相談対応、要介護認定の申請代行なども担当します。

特徴:介護福祉士などの国家資格と5年以上の実務経験が必要。身体介護よりもデスクワーク・調整業務が中心。介護職からのキャリアアップの代表的な職種です。

年収目安:380〜470万円

ポイント

介護業界には多様な職種があります。「夜勤で稼ぎたい」「日勤のみで家庭と両立したい」「少人数でじっくり関わりたい」など、自分のライフスタイルや希望に合った職種を選ぶことが大切です。

志望動機・自己PRの書き方【例文付き】

未経験から介護業界へ転職する際、志望動機と自己PRは採用可否を左右する重要なポイントです。採用担当者に響く書き方と例文を紹介します。

志望動機のポイント

介護業界未経験者の志望動機では、以下の3点を明確に伝えることが重要です。まず「なぜ介護業界を選んだのか」という業界選択の理由を述べます。次に「なぜこの施設・事業所を選んだのか」という応募先選択の理由を説明します。最後に「入社後どのように貢献したいか」という意欲と将来ビジョンを示します。

志望動機の例文(未経験者向け)

例文1 家族の介護経験をきっかけにした志望動機

祖母の在宅介護を家族で行った経験から、介護の仕事に興味を持ちました。介護サービスを利用する中で、プロの介護職員の方々の温かい対応と専門的な知識に感銘を受け、自分も誰かの生活を支える仕事がしたいと考えるようになりました。貴施設は資格取得支援制度が充実しており、未経験から介護福祉士を目指せる環境に魅力を感じております。前職の接客業で培ったコミュニケーション力を活かし、入居者様一人ひとりに寄り添った介護を提供できるよう努力してまいります。

例文2 将来性と安定を求めた志望動機

高齢化が進む日本において、介護業界は今後ますます重要な役割を担う成長産業であると考え、志望いたしました。前職では営業として働いておりましたが、より社会に貢献できる仕事に就きたいという思いが強くなり、転職を決意しました。貴施設はホームページで利用者様の笑顔を大切にされている理念を拝見し、強く共感いたしました。介護の経験はありませんが、営業で身につけた「相手の話を聞く力」「信頼関係を築く力」を活かし、利用者様に安心感を与えられる介護職員を目指します。

自己PRのポイント

介護職で評価される自己PRのポイントは、コミュニケーション能力、忍耐力・体力、観察力・気配り、チームワーク、学ぶ意欲・向上心です。前職での経験や、これまでの人生で培った強みを、介護の仕事にどう活かせるかを具体的に伝えましょう。

例文 自己PR例文

私の強みは「相手の立場に立って考える力」です。前職の販売職では、お客様一人ひとりのニーズを丁寧にヒアリングし、最適な商品を提案することを心がけておりました。その結果、多くのリピーターのお客様に恵まれ、店舗の売上向上に貢献することができました。介護の仕事においても、利用者様が何を望んでいるのか、何に困っているのかを常に考え、一人ひとりに寄り添ったケアを提供したいと考えております。介護の知識や技術はこれから学ぶ立場ですが、利用者様に「この人に介護してもらえてよかった」と思っていただけるよう、日々努力を重ねてまいります。

ポイント

未経験者の志望動機・自己PRでは、「なぜ介護なのか」を明確にし、前職で培ったスキルや強みを介護の仕事にどう活かすかを具体的に伝えることが重要です。「学ぶ意欲」「貢献したい気持ち」をしっかりアピールしましょう。

面接対策と質問への回答例

介護業界の面接では、人柄やコミュニケーション能力が重視されます。よく聞かれる質問と回答のポイントを押さえて、面接に臨みましょう。

よく聞かれる質問と回答例

Q. なぜ介護の仕事を選んだのですか?

回答のポイント:介護に興味を持ったきっかけを具体的に述べ、「人の役に立ちたい」という気持ちを伝えます。

回答例:「祖母が認知症になり、家族で介護をした経験がきっかけです。そのとき訪問してくださった介護職員の方の対応を見て、専門知識を持ったプロの介護の大切さを実感しました。自分もお年寄りの生活を支え、ご家族の負担を軽減できる存在になりたいと考え、介護の仕事を志望しました。」

Q. 介護の経験がありませんが、大丈夫ですか?

回答のポイント:未経験であることを認めた上で、学ぶ意欲と前職で培ったスキルをアピールします。

回答例:「おっしゃる通り、介護の実務経験はございません。しかし、入社後は一日でも早く即戦力となれるよう、先輩方から積極的に学ばせていただきたいと考えております。前職の接客業で培った『相手の話を傾聴する力』『臨機応変に対応する力』は、介護の現場でも活かせると考えております。また、入社後は初任者研修の資格取得にも挑戦し、介護の専門知識も身につけてまいります。」

Q. 体力に自信はありますか?

回答のポイント:具体的な体力維持の取り組みを述べ、介護の仕事に対応できることをアピールします。

回答例:「はい、体力には自信があります。週に2回ジムに通い、筋力トレーニングを続けております。前職でも立ち仕事が中心でしたので、長時間の業務にも慣れております。介護の仕事は身体的な負担があることは理解しておりますので、体調管理にも気を配りながら業務に取り組んでまいります。」

Q. 夜勤はできますか?

回答のポイント:可能な場合は明確に伝え、難しい場合は理由と対応可能な範囲を正直に述べます。

回答例(可能な場合):「はい、夜勤も対応可能です。前職でもシフト勤務の経験がありますので、不規則な勤務にも慣れております。」

回答例(難しい場合):「現在、小学生の子どもがおりますので、当面は日勤のみでお願いできればと考えております。ただ、子どもが成長し状況が変われば、夜勤にも対応できるようになると思います。」

面接時の服装・マナー

介護業界の面接では、清潔感のある服装が基本です。スーツが無難ですが、「動きやすい服装でお越しください」と指定がある場合は、オフィスカジュアルでも問題ありません。髪型は清潔感を意識し、派手なアクセサリーやネイルは避けましょう。

面接では笑顔を心がけ、ハキハキと受け答えすることが大切です。介護職はコミュニケーション能力が重視されるため、面接官との会話を通じて人柄をアピールしましょう。

ポイント

介護業界の面接では、経験やスキルよりも「人柄」「コミュニケーション能力」「学ぶ意欲」が重視されます。緊張しすぎず、笑顔で自分の思いを伝えることを心がけましょう。

未経験から介護職に転職する5つのステップ

未経験から介護業界へ転職するための具体的なステップを解説します。計画的に進めることで、スムーズな転職を実現しましょう。

1

自己分析と希望条件の整理

まずは自分が介護職に求める条件を整理しましょう。「日勤のみがいい」「夜勤で稼ぎたい」「自宅から近い職場がいい」「資格取得支援がある施設がいい」など、優先順位をつけて希望条件を明確にします。

2

求人情報の収集と応募

転職サイトや求人サイトで「未経験歓迎」「無資格OK」の介護求人を探します。施設の種類(特養・有料老人ホーム・デイサービスなど)によって働き方が異なりますので、複数の求人を比較検討しましょう。気になる求人があれば積極的に応募します。

3

書類選考・面接

履歴書・職務経歴書を準備し、志望動機と自己PRをしっかり記載します。面接では、介護に対する熱意と学ぶ意欲をアピールしましょう。施設見学ができる場合は、職場の雰囲気を確認するのもおすすめです。

4

入社・研修

入社後は先輩職員の指導のもと、業務を覚えていきます。多くの施設では、OJT(実務を通じた研修)と座学の研修を組み合わせて教育を行っています。わからないことは積極的に質問し、早期に業務に慣れましょう。

5

資格取得・キャリアアップ

入社後、働きながら初任者研修の資格取得を目指しましょう。資格を取得することで任せられる業務の幅が広がり、収入もアップします。その後は実務者研修、介護福祉士とステップアップしていきます。

ポイント

介護業界への転職は、他の業界に比べてハードルが低いのが特徴です。「未経験だから」と躊躇せず、まずは求人に応募してみることが大切です。入社後のサポート体制が整っている施設を選べば、安心してキャリアをスタートできます。

よくある質問(FAQ)

無資格・未経験でも本当に採用されますか?

はい、介護業界は人手不足が深刻なため、無資格・未経験でも積極的に採用を行っています。求人の約70%以上が「未経験歓迎」と明記しており、入社後の研修や資格取得支援制度が整っている施設も多いです。「やる気」「学ぶ意欲」をアピールすれば、採用される可能性は十分にあります。

介護の仕事は体力的にきついですか?

身体介護(入浴・移乗介助など)は一定の体力が必要です。ただし、介護用リフトやスライディングボードなどの福祉用具を活用することで、身体的負担を軽減できます。また、デイサービスや訪問介護など、施設介護に比べて体力的負担が少ない職種もあります。自分の体力に合った職場を選ぶことが大切です。

年齢制限はありますか?40代・50代でも転職できますか?

介護業界には年齢制限がなく、40代・50代からの転職も歓迎されています。人生経験が豊富な方は、利用者様やご家族とのコミュニケーションで強みを発揮できます。実際に、40代・50代で介護業界に転職し、活躍している方は多くいらっしゃいます。

資格取得にはどのくらいの費用がかかりますか?

初任者研修は5〜10万円程度、実務者研修は10〜15万円程度が目安です。ただし、資格取得支援制度のある施設に入社すれば、費用の全額または一部を会社が負担してくれるケースが多いです。また、自治体によっては資格取得の助成金制度もありますので、活用を検討しましょう。

介護福祉士を取得するにはどのくらいかかりますか?

未経験から介護福祉士を取得するには、実務経験3年以上と実務者研修の修了が必要です。つまり、入社後最短で3年で国家資格を取得できます。働きながら資格取得を目指せるため、収入を得ながらキャリアアップできる点が魅力です。

夜勤がある場合、どのくらいの頻度ですか?

施設によって異なりますが、一般的に月4〜6回程度の夜勤が多いです。夜勤1回あたり5,000〜10,000円程度の手当がつくため、収入アップにつながります。夜勤が難しい場合は、日勤のみの求人や、デイサービスなど夜勤のない職種を選ぶこともできます。

介護職の離職率は高いですか?

介護業界の離職率は約14〜15%程度で、全産業平均とほぼ同水準です。「離職率が高い」というイメージがありますが、処遇改善や労働環境の整備が進み、定着率は改善傾向にあります。働きやすい施設を見極めることが、長く働くためのポイントです。

介護職から他の職種にキャリアチェンジできますか?

介護職の経験を活かせるキャリアチェンジ先として、ケアマネジャー、生活相談員、福祉用具専門相談員、介護事務、介護施設の管理者などがあります。また、介護業界で培ったコミュニケーション能力や忍耐力は、他業界への転職でも評価されることがあります。

まとめ

この記事のポイント

  • 介護・福祉業界は無資格・未経験から正社員として働ける数少ない業界
  • 有効求人倍率は約4倍と高く、転職しやすい環境が整っている
  • 2026年度からは処遇改善により最大月額19,000円の賃上げが実施
  • 資格取得によって段階的にキャリアアップでき、介護福祉士を取得すれば年収400万円以上も可能
  • 高齢化社会において介護業界の需要は今後も拡大し、長期的に安定したキャリアを築ける

介護・福祉業界は、人の役に立ちたいという気持ちを持った方にとって、やりがいのある仕事です。「未経験だから」「資格がないから」と諦めず、まずは一歩を踏み出してみてください。

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